top of page
Jinbocho_collective_edited.png
Cendre photo1.jpg

​灰から火

Directed by 藤原亜希

準グランプリ

ウガンダ北部のゴット・ングル村で、ナンシーは農業を営み、子供たちを育てている。夫のジョーはめったに家にいない。ナンシーの家、最初の妻の家、そして町中で酒を楽しんでいるのだ。夜になると、家は薄暗くなる。ナンシーの家には小さなソーラーパネルしかなく、彼女と長男のジェネシスはそれを小さな電球につないで家を照らしている。最近電気が通った隣人のキャサリンの家にも、携帯電話の充電を頼みに訪れる。電気がもたらす変化を、ナンシーは羨ましく思う。子供たちのためのテレビ、明るく照らされた居間。ナンシーは、もみ殻発電で村に徐々に電気を供給しているマンドゥリス社による電気の開通を心待ちにしている。そしてついにナンシー宅にも電気が通る。ナンシーは居間に明かりが灯っているのを見て、喜びで胸がいっぱいになった。ジョーが音響機器を持ち込み、電源を入れると、その夜、家はパーティー会場へと変貌する。光が家全体を照らし出し、一瞬、ナンシー家族は共に分かち合う未来の夢により近づけたように感じられた。しかし、この儚い均衡は、ジェネシスが木から落ちて事故死したことで、無残にも打ち砕かれる。彼の死は家族を引き裂き、ナンシーを深い悲しみに突き落とす。妊娠しているにもかかわらず、彼女は休むことなく働き続けなければ生計が成り立たない。マンデュリスは彼女に電動自転車を贈り、ナンシーはすぐにそれを使って発酵乳を売るようになる。この自転車は、彼女に自立への道も開いた。息子の死を咎め、酒に溺れるジョーへの諦めを覚悟したナンシーは、子供たちを連れて、養母の住む別の村へ移り住むことを決意する。そこで彼女は、新たな人生の種を蒔く。再び電気のない生活に戻ったとしても、確信していることが一つある。灰の中から炎が生まれると。

DIRECTOR

藤原亜希

CAST

Nancy Alanyo, Joe Ojara, Genesis Okello, Blessing Lakica
Maika Lamara, Peter Benhur Odokonyero Nyeko

COUNTRY

ウガンダ/日本

RUNTIME

30分

STAFF

監督:藤原亜希
プロデューサー :Giusse Dembault-Lalois
撮影:Jeff Semaganda
編集:Benoît Alavoine
音楽:Edgard Chenest
プロダクションマネージャー:Guillaume Donot

​

YEAR

2026

電気のない環境で生まれた人にとって、スイッチ一つで光が灯ることへの憧れと期待は莫大だ。電気さえあれば明るい未来が保証されると信じている。でも実際に生活はどう変わるのだろうか。
その人々の電気への思いと生活の変化をとらえたいと思いゴット・ングルの村に通った。この映画はそこで出会った一人の女性の物語だ。ナンシーという女性がカメラ越しに分かち合ってくれた彼女の人生の一片だ。

藤原亜希 Director

Aki2026.jpeg

藤原亜希 Director

1979年東京生まれ。高校卒業後単身で渡仏。フランスの大学で国際関係を学ぶ。社会問題や外交
の分野でアジアやアフリカ勤務。2012年にドキュメンタリー映画製作へと転換。

協賛やスポンサーをはじめ、私たちの価値観やプロジェクトに共感された方は、お気軽にご連絡ください。

1350047
東京都江東区富岡1-22-10
一般社団法人東京ビジュアルアーカイブス

​神保町コレクティブ事務局

Home

About

Contact

bottom of page